日誌

2021年12月の記事一覧

人権学習

 今日は、「世界人権デー・加茂小人権の日(毎月10日頃)」です。加茂小人権月間では、各学級で人権学習を実施しました。常に大切にするべき人権。発達段階に合わせて、2回の授業(6年は3回)を行いました。

 1年生では、「のはらのあさごはん」という資料を使って行いました。役割演技という手法を使って、登場人物のたんぽぽの気持ちに寄り添って考えました。みんなが笑顔になるためにできることを真剣に考える姿が印象的でした。

 2年生では、「ドッジボール」という資料を使って行いました。意地悪な言葉を言われてしまった僕の気持ちを考え、普段の生活を振り返り、誰にでも公平に接しようとする心情について学びました。最後には、「あって良い違い、あってはならない違い」についても考えました。あってはならない違いを教室から追い出せるような学級・学年を目指しています。

 3年生では、「どんなことができるかな」という資料を使って行いました。目の不自由な方について考え、見えにくさの疑似体験などを通して、自分にできるかかわりについて考えることができました。実際に体験するからこその分かることがあります。

 4年生では、「なにかできるかな?なにができるかな?」という資料を使って行いました。いろいろな友達がいて、それぞれが上手くいかないことや、すぐにはできないことがあることを学び、その時の相手の気持ちや自分はどんな関りができるかについて考えることができました。

 5年生では、「やっぱり、笑顔のさぶちゃんがいい」という資料を使って行いました。認知症についての理解と認知症の方と関わるときの3つの「ない」について学び、様々な人と関わるときに必要な思いやりについて考えることができました。

 6年生では、「『誇り』をかけた闘い」という資料を使って行いました。歴史学習と関連させて渋染一揆に至った、差別された人々の思いについて学びました。嘆願書を出すこと自体が自分たちの命や家族の命までを危険にさらす行為であるにも関わらず、行動を起こした人々の願いに触れた子どもたちは、「本当の意味で差別をなくす」ことについて考えることができました。

 

 友だちへの話し方や接し方、親子の関わり方、身の回りの様々なことが人権と関わっています。自分も相手も大切にできる子どもたちを学校と家庭で共に育てていきましょう。