保健室より

2024年6月の記事一覧

今日の保健室のひとこま

 

 保健室の1日は、いろいろなことがあります。

 今日は、その中で、子どもたちの成長を感じ、心があたたまったことがあったので紹介します。

 

 保健室で仕事をしていると

 1年生の△△くんが、「○○くんが、こけはったので、先生、みにきてもらえますか。一緒にきてください。」と、来室してきました。

 1年生は、アサガオの観察中でした。一緒に行ってみると、○○くんは、元気に活動をしていました。

 「大丈夫?」と、声をかけると、「すりむいたけれど、血がでていないから大丈夫です!」

  と、伝えてくれました。

  すると、△△くんが、「大丈夫です。ありがとうございました。」

  と、言い、活動にもどっていきました。

 

  二人とも、自分で考え、行動できていました。素晴らしい!!

  △△くんは、友だちが困っているときに助けを求め、様子を伝えることができる。

  ○○くんは、自分のケガのようすをみて、大丈夫だと判断することができる。

  どちらもこれから生きていくうえでとても大切な力だと思います。

  

  これからも、子どもたちのこんな姿を見守り、伝えていきます。

 

  

 

 

照度検査

 今日は、学校薬剤師の先生に来校いただき、教室の照度検査をしていただきました。

 学校施設の照度検査は、児童の健康と学習環境の維持のために非常に重要です。学校では以下のような点に注意し、定期的な照度検査を実施しています。

☆照度検査の目的☆
・教室内の明るさが適切であることを確認する。
・児童の視力に悪影響がないことを確認する。
・黒板の照度が適切であり、視認性が良いことを確認する 。

☆照度検査の方法☆
 教室の照度は、児童の机上の9か所で測定されます。測定値の最大値と最小値を比較し、一定の基準内であることを確かめます。また、黒板の照度についても同様に9か所を測定し、基準を満たしているかチェックします。

☆照度検査の重要性☆
 適切な照度は、児童の学習能率と集中力の維持に大きく影響します。照度が不足すると目の疲労を引き起こし、頭痛や眼精疲労などの症状が現れる可能性があります。

 定期的な照度検査は、このような問題を未然に防ぎ、快適な学習環境を保つために欠かせません。学校では、照度検査の結果に基づき、必要に応じて照明器具の交換や配置の変更などの対策をしています。

 

プール水質検査

 

 今日は、学校薬剤師の先生が来校され、プールの水質検査をしていただきました。

 

 毎日、気温と水温、残留塩素とPHを測定し、水泳学習の可否を決めています。

 それにくわえ、大腸菌など、よりくわしい検査を薬剤師の先生がしてくださいます。

 安心して、子ども達が水泳学習をするために大切な行事です。

 

歯科検診の結果

 18日(火) 3、4年生の歯科検診の結果を配布しました。

 むし歯がある児童は少なかったのですが、歯のよごれが気になる児童がふえていました。

 

 3、4年生は、乳歯から永久歯にはえかわっていく時期になります。

 はえかわり途中の歯は、高さがそろわず、デコボコしていて、みがき残しもでてきます。

 今まで以上に、1本、1本をみがけているか、鏡でチェックをしながらみがくことが大切になります。

 

 おうちの方では、少ししっかりしてきたので、しあげみがきを卒業していく時期になるのかなと思いました。

 

 学校でもみがきかた指導をしていきますが、おうちの方でも少しみがき残しがないかをチェックしていただけたらと思います。

 

  

 

 

 

聴くということ

 

 先日、こんな話を聞きました。

 

 学校から帰り、友だちとおもいっきり遊び・・その話を夕食時に話すのが楽しかった。楽しかったので、どんどん話をした。

 中学生になると、親から、「部活はどう?」ときかれたときは、「話したくなったら話す。うっとうしい!」と思った。

 

 この話を聞いて、聞きプロの先生から教えていただいた話を思いだしました。

 

 『きく』には、『聞く』『聴く』『訊く』の3つがあります。

 子どもの話をきくときは『聴く』 傾聴をします。

 ただただ、否定も肯定もせず、子どもの話を聴きます。

 たとえば、「今日、楽しいことがあった」

      「楽しいことがあったんや!」

      「○○さんと、○○して遊んだ」

      「そっか、○○さんと、○○して楽しかったんや!」

  

  これが、『訊く』になると

       「今日、楽しいことがあった」

       「何が楽しかったの? 何をしたの?」

      こんなふうになります。

 

  どちらが話しやすいか?と考えると『聴いて』もらっている時ではないでしょうか?

  自分が知らないところで子どもがどうしていたか?が、気になり、どうしても『訊いて』しまいますが、

  『聴く』を意識し、傾聴することが、話しやすい環境になるのではないでしょうか?

 

  最初の話でいうと

  遊んだ話を『聴いて』くれ、中学生になると『訊いて』いた。になります。

  『聴いて』くれた方がどんどん話がでてきそうです。話してくれたことをただただ『聴く』

  そうしながら、子どもの気持ちに寄り添えたらと思った出来事でした。