令和3年度 活動のようす

2021年12月の記事一覧

文化庁巡回公演「万作の会」

 文化芸術による子供育成総合事業(文化庁)として、「万作の会」の狂言を鑑賞しました。本日演じられたのは、『盆山』『附子』『蝸牛』の3つの演目です。
 はじめに、狂言は650年前に成立した日本特有の伝統芸能であることや、私たちの身の回りで実際に起こるような出来事を笑いにして表現していることを説明されました。



 一つ目の演目『盆山』では、盆山を盗もうと家に忍び込んだ男が、動物のものまねをしてごまかそうとする様子に思わず笑ってしまいました。

 二つ目の演目はとんち話でも有名な『附子』です。「だめ」と言われると余計にやってみたくなる人の性や「扇げ扇げ」「扇ぐぞ扇ぐぞ」の掛け合いに、子どもたちは笑いながら狂言の世界に引き込まれていました。



 最後の演目『蝸牛』は、以前のワークショップで練習した囃子言葉に振りをつけて子どもたちも参加しました。「雨も風も吹かぬに でざかまうちわろ でざかまうちわろ」と囃しながら狂言師の方との共演を楽しみました。

 はじめて狂言に触れた子もいたようでしたが、全校一体となって伝統芸能を楽しめました。お越しいただいた「万作の会」の皆様、ありがとうございました。