強くしなやかに
木津南中学校長 加藤 努
令和2年度が始まりました。この木津南中学校が生徒、教職員、保護者の誰もが誇りに思える学校となるようにしたいと思います。
今年は冬から新型コロナウイルスによる感染症の流行があり、3月には約1か月間学校が閉鎖され、臨時休校となりました。皆さんも、授業がなくなり、部活動もできなくなりました。こんなに長期間にわたって全国の学校が閉鎖されたのは初めてのことです。今回のコロナウイルス感染症への注意が重要であることを皆さんも強く感じてください。
学校が始まることについて、楽しみに待っていた人もいるでしょうし、少し不安に思っている人もいると思います。京都府でも感染者が増えている状況ですので、皆さんの学校生活にも感染症予防のためにいろいろな制約があったり、我慢をお願いすることとなります。安全に生活するために全員で協力してほしいと思います。
さて、令和2年度に生徒諸君に頑張ってほしいこと。それは、自分をしっかりと見つめ、「強く、しなやかな人」となるように努力してほしいということです。「強く」とは文字通り強い精神力を持ち、しっかりと自分の責任をやり通す意思の強さです。「しなやかな」とは、いろいろな場面で心や体にダメージを受けるときもあると思います。そんな時に、竹のようなしなやかさでやり過ごしたり、受け流したりする心の幅を拡げることと思ってください。こんな時期ですから特に心の強さとしなやかさを大切にしてください。
この中学生という時期には、多くのことを経験し、多くの友達と出会い、たくさんの事を学んでいきます。将来を担う若者として、力を蓄えていって欲しいと願っています。後悔のないように挑戦を意識して努力してください。期待しています。