研究活動(令和4年度)

研究活動R4

今年度3回目の研究授業を行いました

2月15日(水)の2・3時間目に、
今年度3回目の研究授業を行いました。

今回の授業は3年1組の図工科「ねん土マイタウン」です。
つくりたい町の「テーマ」を自分で決め、
プログラミング的思考を活用しながら、手順を考えて、
計画的につくっていきました。(もちろん、途中変更も可です。)
学習の最後には、お互いの町をくっつけて、
紙で創ったミニ人型を自分に見立て、探検のし合いっこをしました。

1月の昇降口前掲示板

1月の昇降口前掲示板は、
6年生の図画工作科における、プログラミング的思考を取り入れた学習の紹介です。

「愛鳥週間ポスター」「お話の絵『銀河鉄道の夜』」「工作『テープカッター』」「自画像」に、それぞれプログラミング的思考を取り入れてどう学習に取り組んだのかを紹介しています。
 
  <単元共通ワークシート>    <「愛鳥週間ポスター」での共有の様子>
6年生最後の絵画作品「自画像」の仕上がりも、楽しみです。

11月の昇降口前掲示板

11月の昇降口前掲示板は、1年生のプログラミング学習の紹介です。

プログラミングの基本を学ぶ学習として、
簡単にプログラミングの楽しさを味わうことのできるソフト「ビスケット」を使い、
自分の描いた絵を、自分の思うように動かすプログラムを作りました。
 
                     繰り上がりのある足し算
                     繰り下がりのある引き算も、
                   プログラミングの考え方を使えば簡単です

今年度2回目の研究授業を行いました

11月2日(水)の2時間目に、
今年度2回目の研究授業を、5年2組で行いました。

教科・単元は、理科「流れる水のはたらき」です。
単元のゴールを「流れる水のはたらきをもとに、写真の場所を特定する」として、
さまざまな川の写真の場所を特定するためには、どんな実験が必要かを考え、
その手順等をプログラミングしていきました。

学習の途中、タブレットを活用してお互いの考えを画面上で共有するなど、
ICT機器の効果的な活用についても、研究をおこないました。

10月の昇降口前掲示板

10月の昇降口前掲示板では、
5年生のプログラミングを活用した学習、
図画工作科の「緑化運動ポスター」を紹介しています。

8時間で作品を仕上げるには、どんな学習を、何時間行うのがよいか、
先生のアドバイスも参考にしながら、自分たちで学習計画をプログラミングし、
進捗状況に応じて修正を加えながら、学習を進めていきました。

今年度1回目の研究授業を行いました

9月21日(水)の2時間目、
今年度1回目の研究授業を2年2組で行いました。

教科・単元は、国語科「秋がいっぱい」です。
これまでの「春がいっぱい」「夏がいっぱい」の学習をふまえ、
今回は、自分で学習計画をプログラミングすることに挑戦しました。
自分なりに考えをみんなで交流することで、学習計画を1つにまとめ、
明日は、計画に沿って、秋を感じる言葉を集めます。

9月の昇降口前掲示板

9月の昇降口前掲示板は、2年生のプログラミング学習の紹介です。
国語「夏がいっぱい」の単元で、
学習のゴール「カードを書いて、友だちに自分が夏だと感じたことがらをつたえよう」に向けて、自分たちで学習計画を立てることにチャレンジしました。

ゴールを達成するために、どんなことを知ったり、どんな活動が必要かをグループで考えてから、
みんなで学習計画を立てるのは、大変だけど楽しかったようです。

6月の昇降口前掲示板

6月の昇降口前掲示板は、
プログラミング学習を取り入れた4年生図工科「コロコロガーレ」の紹介です。



作り方をみんなでプログラミングした後、さっそく作成に取りかかりました。
そして、自分がイメージしたとおりに玉が転がるか、
試しては作り直す試行錯誤を繰り返し、完成までこぎつけることができました。

5月の昇降口前掲示板

今年度も、昇降口前掲示板では、本校重点研究「プログラミング教育」の様子を
紹介しています。

5月の昇降口前掲示板には、
3年生のプログラミング学習が紹介されています。



国語「もっと知りたい、友だちのこと」の学習のめあては、
『知りたいことを考えて、質問する』です。
そこでまず、学習が終わる頃にはこういう自分になっていたいという、「自分がめざす姿」を考えました。
そして、学習の途中に何度か、今の自分の姿を目指す姿と比較しながら振り返り、
「まだまだ」「まあまあ」「ばっちり」と、自己評価していきました。
学習の終わりには無事、ほとんどの児童が、「自分がめざす姿」に近づけたと
感じた様子でした。

令和4年度 重点研究

研究主題
 主体的に学ぶためのプログラミング的思考の活用

研究主題の設定について
 本市は、関西学術研究都市の中核を担っており、企業研究所や大型施設が建ち並ぶ中に、小・中学校や高等学校がある。その中で本校は、次世代を担う児童のために、先駆的な実践を目指している。。
 本校は平成5年に開校し、「国際理解教育」「総合的な学習の時間」「理科教育」の指定を受け、学力の充実・向上に努めてきた。平成25年度までは、国語科を中心に各教科等における言語活動の充実についての実践を展開してきた。平成29・30年度には京都府教育委員会「学力向上システム開発校」の指定を受け、「外国語活動・外国語科」の研究を進めてきた。そして、一昨年度から「プログラミング教育」の研究を進めてきている。
 本校には明るく活発で、知的好奇心が高い児童が多く、学力も総じて高い。家庭の教育力も高く、教育熱心である。しかし、学力における二極化は見られる。また、議論をすることや順序立てて考えることが苦手な児童、友達と協力することや人とコミュニケーションを取ることを苦手とする児童もおり、自ら考え判断し、友達と協力しながら行動する力が課題である。
 そこで一昨年度は、学習や学校生活の中で、児童が主体性・協働性を育む機会を設定し、プログラミングを含む情報活用能力とコミュニケーション力を育成する取組を行ってきた。また研修を通して、プログラミング教育のねらいであるプログラミング的思考の育成について学んできた。昨年度は、次のステップとして、各教科等の学びを深めることに焦点を当て、プログラミング的思考をどんな授業で活用できるかを考えながら、授業づくりを行ってきた。
 今年度は、「自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動する」児童の育成を目指して、課題に対して解決する方法を順序立てて考え、活動を見直し学習をコントロールする力や、取捨選択しながら効率的で効果的なものを探す力を身に付けていけるよう、以下の研究仮説を設定し、研究を推進していく。

〈研究仮説〉
*各教科等の学習にプログラミング的思考を取り入れることで、主体的な学びにつなげることができるのではないか。

 (1) プログラミング的思考の育成につながるプログラミング教育を検討する。
 (2) 教科等におけるプログラミング的思考の活用の仕方を検討する。
 (3) 主体的な学びにつなげるため、研究を以下のように焦点化する。
   ・プログラミング的思考を育むことが、主体的な学びにつながっていたか。
 (4) 検証を行い、結果を分析し、本研究の成果と課題を明らかにして今後の指導に   
    活かす。