校内研究のようす

令和5年度 重点研究

令和5年度 重点研究テーマ

 「主体的に学びに向かい、思考を深める授業づくり」~自ら学ぶことを楽しむ~

 

 本校では、長年、児童の「考える力」の育成に向けて、考えた足跡が見える「思考ツール」の活用を柱に、考えたことを瞬時に共有することのできる「ICTの活用」等も取り入れた授業改善の研究に取り組んできました。研究を進めてきた中で育まれた子どもたちが、課題解決に向けて一生懸命考えたり、考えたことを友達に伝えたりできる姿は、本校の強みと言えます。

 その流れを受けて、今年度は、予測が困難な時代を生きていく子どもたちにとって必要とされる「自ら考える力」や「学びに向かう力」に着目し、失敗を恐れず自ら知識や技能を獲得しようとしたり、その知識や技能を活用して、様々なことに気づいたり、考えたりしようとする児童の育成を目指すこととしました。そのために、主体的に学びに向かう力を育てる「自己調整学習」に基づいた授業づくりを研究しています。

 研究を進めるにあたって、昨年度までに引き続き、木津川市の専門顧問の黒上晴夫先生にご指導いただき、「自己調整学習」について教員研修でご講演いただいたり、授業づくりへの具体的なアドバイスをいただいたりしています。

 また、校内の研究推進委員を中心に、放課後に「思考ツール」のミニ研修を実施したり、学年担任や専科教員などで構成される各学年の研究チームを中心に、「自己調整学習」を取り入れた授業を公開したりして、互いの力量を高めています。