校内研究のようす

令和5年度 重点研究

令和5年度 重点研究テーマ

 「主体的に学びに向かい、思考を深める授業づくり」~自ら学ぶことを楽しむ~

 

 本校では、長年、児童の「考える力」の育成に向けて、考えた足跡が見える「思考ツール」の活用を柱に、考えたことを瞬時に共有することのできる「ICTの活用」等も取り入れた授業改善の研究に取り組んできました。研究を進めてきた中で育まれた子どもたちが、課題解決に向けて一生懸命考えたり、考えたことを友達に伝えたりできる姿は、本校の強みと言えます。

 その流れを受けて、今年度は、予測が困難な時代を生きていく子どもたちにとって必要とされる「自ら考える力」や「学びに向かう力」に着目し、失敗を恐れず自ら知識や技能を獲得しようとしたり、その知識や技能を活用して、様々なことに気づいたり、考えたりしようとする児童の育成を目指すこととしました。そのために、主体的に学びに向かう力を育てる「自己調整学習」に基づいた授業づくりを研究しています。

 研究を進めるにあたって、昨年度までに引き続き、木津川市の専門顧問の黒上晴夫先生にご指導いただき、「自己調整学習」について教員研修でご講演いただいたり、授業づくりへの具体的なアドバイスをいただいたりしています。

 また、校内の研究推進委員を中心に、放課後に「思考ツール」のミニ研修を実施したり、学年担任や専科教員などで構成される各学年の研究チームを中心に、「自己調整学習」を取り入れた授業を公開したりして、互いの力量を高めています。

校内研修「あたたかな学級づくりに向けて」

 7月25日、木津川市の専門顧問であり、佛教大学副学長・教育学部教授の原清治先生にお越しいただき、教員研修として「あたたかな学級づくり」をテーマにご講演いただきました。

 今の子どもたちがどんなことを感じているのか、「コロナ」が及ぼした影響など、最新の教育課題を踏まえ、「あたたかな学級づくり」をするために大切なことをご教授いただきました。

 教職員全員で子どもたちを見ていくことや学習規律や生活規律を整えていくこと、協働的な学びや行事を大切にすること、またコミュニケーションをしっかり図っていくことで児童と教員がお互いの理解を深めていくことが大切であることを改めて学びました。

校内研修「教職員のキャリア開発とメンタリング」

 8月25日、木津川市の専門顧問であり、兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 特任教授の浅野良一先生にお越しいただき、教員研修として「教職員のキャリア開発とメンタリング」をテーマにご講演いただきました。

 ご講演では、自身の体験や経験を周囲に伝えていくことが、他の教職員だけでなく自身の今後のキャリア形成にも役立つということを教えていただきました。

 今年度は、企業でも取り入れられている「メンター制度」を参考に、本校の教職員で、それぞれの得意を生かしながら、自身のスキルアップに繋げていくための小集団「メンターパーティー」をつくっています。講演の中の演習で、自身のキャリアを振り返ったり、メンバーに自身の体験や経験を伝えたりでき、互いにとって大変有意義な研修となりました。 

研究発表会

2月1日(水)城山台小学校に於いて、第8回研究発表会を開催しました。市内・市外から40名程度の先生方に参加していただきました。「思考ツール」を活用した授業の様子を、たくさんの先生方に見ていただくよい機会となりました。授業参観後の研究協議では、活発な意見交換がなされ、次の授業に繋がる具体的な方策を立てることができました。関西大学総合情報学部教授の黒上晴夫先生からは、公開授業の指導講評や、研究実践を評価していただきました。明日からの授業実践に繋がる皆様の温かい声掛けに感謝致します。ご参会いただきありがとうございました。

















校内研修「教育相談・特別支援教育」

今日は「教育相談・特別支援教育」の研修をしました。感染拡大防止のため、各教室に分散して、リモートによる研修を行いました。本校SCの林先生からは、「感情を育てる」というテーマで、子どもたちの支援の仕方について参考になるお話を聞かせていただきました。特支コーディネーターの永井先生からは、通常学級での支援の在り方や校内体制の構築についてお話を聞きました。2学期以降の子どもたちへの支援の更なる充実を目指していきます。